夏は暑いので、当舎では通常のイベントはお休みとしています。
その間は休んでいるわけではなくて、秋からの古地図散歩に向けて都内の調査を行っていました。
都内調査は、某所で行われている壁外調査と違って命の危険が伴うものではありません。ただし、想定外のものに遭遇することがある点は、壁外調査と同じであります。
たとえば・・・
見た目は普通の小公園ですが、防災対応の公園なのだそうです。どう対応しているのかといいますと・・・
災害時にはこれが洋式トイレに変身します。ベンチが便器・・・。
こっちのベンチはかまどになって、炊き出し用の大型鍋が2つ火にかけられます。使い方はこちら(厚木市ホームページ)
ドイツ大使館には赤門が!
柳橋を歩いていたときに見かけた家。かつては待合(揚屋)だった家かも知れません。
広尾で見た庚申塔には、手水鉢に三猿が彫られていました。
大河ドラマ「いだてん」のおかげで、すっかり有名人になった岸清一のお墓も見に行きました。たまたま見つけたものですけれど。
大名屋敷の周囲にあった石垣の石が、歩道の植え込みに使われているものも。
銀座では線路がないのに踏切がありました。
新橋からの廃線の跡だそうです。
麻布の善福寺の参道には、柳の井戸という都心部では珍しい湧き水があります。
文字どおりこの柳の木の下にある泉を覗くと、なんと魚やタニシがいっぱい!
本当はムクノキなのに、昔から「大エノキ」と呼ばれている古木のそばには・・・
なぜかえのきさんのポスター。
隅田川沿いに行くと、そこには長くて立派な煉瓦塀風の堤防が。
その最後に現れた「なんだこりゃ???」
(「水の情景」というオブジェです)
いろいろなものに出合いました。秋から始まる古地図散歩では、みなさまと一緒に訪れたいと思います。
(歩き旅応援舎 代表 岡本永義)