日本橋は日本の中心ともいわれています。その理由は江戸時代から多くの道路の起点となってきたからです。

江戸幕府がインフラ整備を行い、道中奉行が管理していた当時の日本の大動脈、東海道、中山道、日光道中、甲州道中、奥州道中、いわゆる江戸の五街道は、この日本橋を起点としています。

そして現在でも1号、4号、6号、14号、15号、16号、20号という7本の国道が日本橋を起点としています。

 

この日本橋も、豆知識を知ってから行けば、いろいろ面白いものが見えてきます。

まずこの絵、歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次之内 日本橋朝之景」に描かれている日本橋です。

 

東海道の起点でもあった日本橋ですが、実は江戸時代の東海道の成立が1601年なのに対して、日本橋が架けられたのは1603年だといわれているんですね。

なんと東海道よりも日本橋の方が後にできている!

 

つまり東海道は、最初は日本橋が起点じゃなかったんです。

どうしてかというと、江戸時代の初期段階では、江戸には日比谷入江という大きな湾があったのです。

そのため芝よりも北側には東海道を通すことができず、この日比谷入江の埋め立てが終わったことで、東海道が北に延びて日本橋が起点となったのです。

さて、日本橋は記録に残っているだけで最低20回は架け替えられたとされています。

最後に木造橋が架けられたのは明治5年(1872)のことでした。

 

そしてその次に架け替えられたとき、石橋である現在の橋となりました。明治44年(1911)のことです。

今年令和2年は2020年ですから、それから109年間もこの場所で人や車を通し続けているのです。