2024.9.5

保土ケ谷宿を出ると、権太坂という急坂を上りました。

権太坂

上ったら下りる、これは宿命です。
東戸塚駅を過ぎたら、下り坂が待っています。
これが品濃坂です。

でもこの品濃坂、行き方がわかりにくいです。
東海道歩き旅序盤の迷い道ポイントのナンバーワンです。

矢印の方向が品濃坂

ここで右の細い道へと進みます。
よく見ると小さな表示が出ています。
表示、大事です。

右へと進むと、前方に階段が見えています。
もともとは山道としての品濃坂が続いていたのですが、宅地開発や環状2号線の造成によって、このようにわかりにくくなりました。

矢印が品濃坂の階段入口

環状二号線は山だったところを切り通して造られましたでの、かつての品濃坂は姿を消しました。
現在は環状二号線の上にかかった歩道橋を渡ります。

環状二号線の上の歩道橋(「日帰りであるく東海道」より)

歩道橋を渡り終えたら、またしても下り坂です。

環状二号線の上の歩道橋(「日帰りであるく東海道」より)

こうして平面距離にして約260メートル、さきほどの品野坂入口の分かれ道より、この下り坂が終わるまでの標高差が約35メートルです。

歩道橋が終わっても下り坂

ちなみに権太坂は平面距離が約1.3キロで標高差は約50メートル。
およそ3%の坂道です。
それに対して品濃坂は距離は5分の1程度と短いのですが傾斜は約13%、強烈な急坂です。

道路や宅地の造成で今は見ることができませんが、まだ道が残っていたころの品濃坂は権太坂に匹敵するほどの難所だったことでしょう。

  

(歩き旅応援舎代表 岡本永義)

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