2024.9.16

戸塚宿上方見附跡

東海道戸塚宿の西側の入口である上方見附跡を出ると、上り坂となります。
大坂です。

大坂

戸塚宿は谷間にある町ですので、隣の宿場の藤沢に行くには高台を越えなくてはいけません。
この高台の上は汲沢とか原宿と呼ばれる地ですが、東海道はこの高台の東の縁にあたる崖沿いに通っています。

地図の中央を上から下へと斜めに通っている太い道が国道1号、かつての東海道です。

現在は家屋やビルなどで見ることは難しいのですが、江戸時代にはこの高台の上から右手に富士山が見えました。
富士の名所ということで、浮世絵にも描かれています。

喜斎立祥「東海道五十三駅戸塚焼餅坂」
五雲亭貞秀「末広五十三次戸塚」

そして現在、この高台に向かって新道の建設工事が行われています。

この工事のために、東海道には仮設の歩道が設けられています。
左手の崖の上に張り出した仮設道ですので、はっきり言って遠回りの迂回路になるわけですが、ここがなかなか景色が良いのです。

新道建設中の仮設の歩道(「日帰りであるく東海道」より)
仮設歩道から見える仮設の車道
この下が新道の建設工事現場
まるで「展望台」のような崖の上の仮設の歩道
(「日帰りであるく東海道」より)
「展望台」からの眺め

撮影日は雲が多くあまりコンディションがよくなかったのですが、それでもこれだけの風景が眺められました。
仮設道ですので、新道の工事が完成したら撤去されると思われます。
この景色を見ることができるのは今だけです!

   

(歩き旅応援舎代表 岡本永義)

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