東海道の箱根西坂にある山中城は、戦国時代末期に小田原の北条氏によって築かれた城です。
天正18年(1590)に小田原を目指す豊臣秀吉の軍勢によって攻められ、その日のうちに落城しました。
対する北条氏政・氏直の親子は、山中城で豊臣勢を食い止め、その間に援軍を率いて箱根の山を攻め下り、豊臣勢を蹴散らそうという戦略だったともいわれていますが、1日で山中城が落城したために、それもかなわず小田原城の攻防戦を迎えることとなりました。
この山中城は当時にして日本史上最大の攻城戦でして、一説には4000人以上の兵が死亡したといわれています。
あっけなく落城してしまったものの、山中城は北条流築城術の粋を尽くして造られた城です。
その築城術の特徴の一つに、「畝堀」「障子堀」といわれるものがあります。
戦国時代当時に造られたほとんどの城の防御施設は、空堀と土塁とで成り立っていますが、山中城にも多くの空堀と土塁が現存しています。
空堀については発掘調査とその後の作業によって、堀の中を仕切るように設けられていた土盛りが復元されています。
縦横に土盛りのある障子堀と、縦の土盛りが並んだ畝堀、障子堀は空堀の中に障壁を設けることで攻め手の進路を妨害する機能が、そして障子堀と畝堀両方にある縦の土盛りは、城方の兵が放った銃弾や矢から攻め手の兵が左右に逃げることを妨害する機能があると考えられています。
このような山中城ですが、今は駐車場と案内所も設けられています。
山中城に着いたら、城跡の見学前にまずはこの案内所を訪れてください。
そして案内所で販売しているワッフルを必ず購入してください。
障子堀と形状が似ていることから販売されている「障子堀ワッフル」です。
か な ら ず で す !
必ず買ってください。でも食べたらだめです。
山中城の特徴の一つである障子堀や畝堀は、西の丸の先端部にある馬出し付近が良好に復元されています。
案内状から城跡に入ったら、最初にそこを目指しましょう。
西の丸の馬出しに着きました。土塁越しに下を見ると、そこには良好な状態の障子堀が見えます。
ここで最初にすることは・・・
撮 影 で す !
障子堀とワッフルのコラボ撮影をしてください。
その撮影が終わったならば、ワッフルを食べることを許可します。
これは決して強制ではありません。
それ以外の山中城の見学方法や、ワッフルの使用方法もありますし、以上に書いたような撮影をしないことも任意です。
ただしその場合に起こった結果については、全て自己責任でお願いします。
(歩き旅応援舎代表 岡本永義)
東海道歩き旅イベント 参加者募集中
とにかく内容が濃く詳しい、それなのに参加費がリーズナブル。
それが歩き旅応援舎の東海道歩き旅イベントです。
「日帰りで歩く東海道」 日本橋~原宿を日帰りで歩きます。全15回
「京都まで歩く東海道」 原宿~三条大橋を一泊二日で歩きます。全18回
それぞれ月に1回ずつ歩いて、東京の日本橋から京都の三条大橋をめざすイベントです。
以下のイベントが参加者募集中です。途中からでもご参加いただけます。
このブログには書いていないことが、実際の東海道にはいっぱいあります。
もっとくわしくお話をしながらガイドがご案内いたします。
一緒に東海道を歩きませんか?
人生の宝となるような経験、そのためのお手伝いをいたします。
- 日帰りであるく東海道 第4期 国府津~元箱根東海道歩き旅第9シリーズ
開催日時
2026年
1月17日 国府津~小田原宿【受付終了】
2月21日 小田原宿~箱根湯本
3月21日 箱根湯本~元箱根
参加費 各回3500円
月に1回日帰りで歩く東海道五十三次の旅 - 京都まであるく東海道 第7期 岡部宿~磐田東海道歩き旅第7シリーズ
開催日時
2026年
1月24~25日 岡部宿~島田宿【受付終了】
2月28~3月1日 島田宿~掛川宿
3月28~29日 掛川宿~磐田
参加費 各回5000円
月に1回、一泊二日で歩く東海道五十三次の旅 - 日帰りであるく東海道Light 第2期 品川宿~生麦東海道歩き旅第12シリーズ
開催日時
2026年
2月4日 品川宿~大森【受付終了】
3月4日 大森~川崎宿
4月1日 川崎宿~生麦
参加費 各回3000円
月に1回日帰りで歩く東海道五十三次の旅。4月までは比較的短い距離をライトに歩きます。 - 日帰りであるく東海道 第2期 生麦~藤沢宿東海道歩き旅第11シリーズ
開催日時
2026年
1月10日 生麦~保土ケ谷宿【受付終了】
3月7日 保土ケ谷宿~戸塚宿
4月4日 戸塚宿~藤沢宿
参加費 各回3500円
月に1回日帰りで歩く東海道五十三次の旅 - 日帰りであるく東海道 第1期 日本橋~生麦東海道歩き旅第13シリーズ
開催日時
2026年
1月12日 日本橋~品川宿【受付終了】
3月8日 品川宿~蒲田
4月5日 蒲田~生麦
参加費 各回3500円
月に1回、日帰りで東海道五十三次を歩くイベント。日本橋を新規スタート。 - 日帰りであるく東海道 第3期 藤沢宿~国府津東海道歩き旅第10シリーズ
開催日時
2026年
1月11日 藤沢宿~茅ヶ崎【受付終了】
2月15日 茅ヶ崎~大磯宿【受付終了】
3月15日 大磯宿~国府津
参加費 各回3500円
月に1回、日帰りで歩く東海道五十三次の旅
最新のブログ記事
- 天王洲アイルの石垣 幕末の第四台場跡幕末に築かれた品川台場のうち、未完成に終わった台場があります。この第四台場は、海の埋め立てによって現在は天王洲アイルの一部となっています。
- 御殿山下台場 幕末に築かれた品川の砲台幕末の黒船来航を受けて、幕府は品川沖の江戸湾に台場を建設しました。そのうちの1つ、品川と陸続きだった御殿山下台場の跡を訪れます。
- 萬松院の五輪塔 松平信康? 大沢正秀? の墓東海道にある風祭の一里塚の跡の近くに萬松院というお寺があります。その境内には五輪塔は徳川家康の長男信康のものとも、鵜沼城主だった大沢正秀のものとも伝わる五輪塔があります。
- 桶狭間合戦での織田信長本陣 善照寺砦とは?桶狭間合戦の契機となった鳴海城の包囲戦。鳴海城を包囲するために織田信長が築いた砦の1つに善照寺砦があります。街道を封鎖するわけでもない善照寺砦、どのような目的で築かれたのでしょう?
- ふたつの桶狭間 2か所にある古戦場跡地織田信長が少数の兵をもって大軍を率いて攻めてきた今川義元を破った桶狭間合戦。その古戦場については江戸時代から伝わる場所と昭和になってから称えられるようになった場所の2か所があります。その経緯とは?





















