池鯉鮒宿では「あんまき」というお菓子が売られています。
小麦粉を薄く焼いた生地で、円筒状にあんこをくるんだものです。

焼きたてのあんまき

池鯉鮒宿には知立神社があります。
知立神社の参道入口には茶屋が並んでいたそうです。
江戸時代からそれらの茶屋であんまきの起源となるお菓子は売られていたそうなのですが、当時は砂糖が高価だったために、小麦粉を練って焼いただけのものだったり、あんこがはさんであっても塩あんが使われていたといいます。

知立神社本殿
知立神社の多宝塔(国指定重要文化財)

これが明治時代になり、参道入口で雑貨を商っていた小松屋という店が、砂糖を使ったあんこを水に溶いた小麦粉を焼いた生地でくるむお菓子を考案して売り始めたそうです。

それが現在も参道入口にある小松屋本家で売られているあんまきです。

小松屋本家
京都まであるく東海道より

今も知立神社の参道入口で営業をつづけている小松屋では、焼きたてのあんまきを食べることができます。
ほかにもあんまきを作っている業者はあるのですが、作り置いたものを売っているために生地がしっとりしています。

小松屋で食べる焼きたてのあんまきは、生地の外側がパリパリです。
このパリパリ感は小松屋でしか経験できません。

あんまきをみんなでいただきました
京都まであるく東海道より

池鯉鮒宿は東海道五十三次の39番目、ここに着いたら知立神社の参道入口の小松屋で、焼きたてのあんまきを食べるのは必須です!

焼きたてのあんまき
(実はけっこう熱い)

   

(歩き旅応援舎代表 岡本永義)

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