織田信長が対立する浅井長政と対戦し、それぞれ徳川家康と朝倉義景の軍が加勢したことで戦国時代を代表する大合戦となった姉川の戦いは、滋賀県長浜市で起こりました。
だから東海道と直接の関係はありません。
でも、東海道41番目の宿場である熱田宿に、姉川合戦で戦った武将の遺品があるのです。

熱田にあった宿場は宮宿という通称の方が有名になりました。
しかし当時幕府と宿場とでやりとりした公用の文書には、すべて宿場名が「熱田」と記載してあります。
正式名称は熱田宿なのです。
この宿場名の由来は、もちろん熱田神宮です。

熱田神宮はヤマトタケルの遺品となった草薙神剣を御神体としています。
そのため古来より刀の奉納が多く、それらを展示する草薙館が境内に設けられています。

この草薙館に、長さ2メートルを超える「大太刀」が2本奉納されています。
いずれも姉川合戦で武将が使用したものです。
その持ち主とされるのが越前の武将の真柄十郎左衛門直隆、身長2メートルを超える大男で、朝倉軍を率いていた朝倉景健に従って姉川合戦に参戦しました。
合戦が始まると自分の身長以上の長さがある大太刀をふるって奮戦し、ついに討ち死にしたと伝わります。

国立国会図書館デジタルコレクションより

姉川合戦のあった元亀元年(1570)に太郎太刀と呼ばれる全長303センチ、刃長221.5センチの刀が、7年後に次郎太刀と呼ばれる全長244.6センチ、刃長166.7センチの刀が織田家の武士から奉納されました。
この2本の刀が真柄直隆が使っていたもの、あるいは太郎太刀が真柄直隆が、次郎太刀は直隆の弟または子が使っていたものと伝わっています。
本物は撮影禁止ですので、上記のホームページに掲載されているものを見てください。
ただし、館内にはレプリカの置いてあるコーナーがあり、写真撮影どころか刀の柄をもって持ち上げることもできます。


東海道歩き旅イベント「京都まであるく東海道」より
長さ3メートルの刀が横に置いてあって、その柄だけを持って持ち上げるなんてほぼ不可能です。
こんな刀を戦国時代の武将たちは振り回していたんですねえ。
意外なところにある姉川合戦で武将が使っていた刀、熱田宿を訪れたら是非ご覧になるとともに持ち上げるのにも挑戦してみましょう。
(歩き旅応援舎代表 岡本永義)
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11月8日 品川宿~蒲田
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