東海道を三島宿から沼津宿に向かうと、狩野川沿いに出ます。
歌川広重の保永堂版「東海道五拾三次」の沼津宿の絵に描かれているのが狩野川です。

歌川広重「東海道五拾三次之内 沼津黄昏図」

狩野川沿いの東海道を歩いていると、右手に日枝神社があります。

日枝神社

この神社の参道入口には、一里塚が現存しています。

沼津の一里塚

私が最初に見たときには、風化のためにもっと土盛りが小さかった記憶ですので、その後修復がなされたのだと思われますが、現在は写真のような姿をしています。

この一里塚の前には、大きな石が置かれています。

玉砥石

玉砥石と呼ばれる石です。
この付近は古代に「玉」(ぎょく)の産地だったといわれています。
「玉造郷」という古い地名や、狩野川の対岸にある玉造神社がその根拠とされています。

装飾品である玉は瑪瑙などから造られるのですが、切り出して玉の形に加工された石を磨いて表面をつるつるにするのに使われたのが、この玉砥石だというのです。
石をこすりつけて磨くのに使った溝が、石には幾筋も残されています。

玉砥石に残る溝

この玉砥石には、玉を磨く溝以外にもこのようなものがあります。

富士山の絵

富士山の絵が描かれているのです。

東海道を旅していた途中の狩野探幽がこの一里塚で休憩をしたとき、ここから見える富士山を玉砥石に描きつけ、それを後に石工が墨跡を玉砥石に彫り込んだのだと伝わっています。

ちなみに玉砥石に関しては、東海道の藤枝宿の鬼岩寺にも同じようなものがあります。

藤枝宿の玉砥石

ただしこちらは鬼が爪を研いだ跡という伝説が残っています。

   

(歩き旅応援舎代表 岡本永義)

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東海道歩き旅イベント 参加者募集中

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    3月28~29日 掛川宿~磐田
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  • 日帰りであるく東海道Light 第2期 品川宿~生麦
    東海道歩き旅第12シリーズ
    開催日時
    2026年
    2月4日 品川宿~大森
    3月4日 大森~川崎宿
    4月1日 川崎宿~生麦
    参加費 各回3000円
    月に1回日帰りで歩く東海道五十三次の旅。4月までは比較的短い距離をライトに歩きます。
  • 日帰りであるく東海道 第2期 生麦~藤沢宿
    東海道歩き旅第11シリーズ
    開催日時
    2026年
    1月10日 生麦~保土ケ谷宿【受付終了】
    2月7日 保土ケ谷宿~戸塚宿
    3月7日 戸塚宿~藤沢宿
    参加費 各回3500円
    月に1回日帰りで歩く東海道五十三次の旅
  • 日帰りであるく東海道 第1期 日本橋~生麦
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