今年の大河ドラマは「どうする家康」。
脚色が強いドラマで、これだけ見ていると本当の歴史がわからなくなりそうですが、大河ドラマはあくまでドラマとして楽しむものなので、私は史実と違うことを批判する気はありません。
ところで当舎の東海道を歩くイベント「京都まであるく東海道」が岡崎宿に到達したとき、岡崎城跡の岡崎公園内に設けられた大河ドラマ館がオープンした翌日でした。
まったく新しく建てられたものではなく、以前から公園内にあった歴史資料館である「三河武士のやかた家康館」にドラマの出演者や、ドラマで使われた鎧などが展示されているものでした。
ただ、過去の大河ドラマ館を見たことがあるお客様からは、「今年の大河ドラマ館は、これまでないほど充実している!」という声が上がりました。
そりゃそうです。もともとあった「三河武士のやかた家康館」の常設展示はほぼそのままでしたから。
常設展示では家康の時代に至るまでの、家康の祖父清康、父広忠の時代も含めて、西三河の小豪族だった松平家の盛衰がわかったり、家康による三河統一から天下取りまでの経緯が展示がされています。とても良い展示なので是非一度ご覧になってください。
大河ドラマ館がオープンするのに合わせて、天守閣の展示も一新していました。
岡崎の町の模型などを多用した手の込んだものになっていました。こちらも必見です。
「見に行け見に行けというけれど、展示の写真がないからどんなものかわからないよ!」
ごもっともです。
でも内部はほとんどが撮影禁止なのです。撮影できるのはここに載っている写真の場所だけなのです。だから現地に行って、ご自身の目で確かめてください。
(歩き旅応援舎代表 岡本永義)