2024.8.1
田町駅の近くの東海道(第一京浜)沿いに、戊辰戦争のさなかに西郷隆盛と勝海舟の会見の碑があります。
よく知られた江戸城無血開城が決まったとされる場所の跡地です。
碑のある場所から田町駅がある一帯は、江戸時代に薩摩藩の蔵屋敷があった場所です。
当時は田町駅のプラットホームがあるあたりが海岸線で、薩摩藩の蔵屋敷の裏の海も海でした。
この屋敷に面した海に船着場を設け、江戸で生活する薩摩藩士が食べる米など生活物資を船で運んで来て荷揚げし、それらを蓄えておいた屋敷の跡地にあたります。
慶応4年(1968・9月8日に明治と改元)の3月13日と14日に、江戸城の開城と徳川宗家の存続について西郷隆盛と勝海舟の話し合いが行われました。
その両方、あるいはどちらか一方が行われたのが、この薩摩藩の蔵屋敷だと考えられています。
そこで東海道沿いに建てられたのがこの「江戸開城 西郷南洲・勝海舟会見之地」の碑です。
しかし再開発が行われ、工事中は碑が撤去されてこんな具合になってました。
令和5年(2023)に工事が終了し、西郷・勝会見碑が装いも新たに復活しました。
ところで、あまり知られていませんが、田町駅の構内には「西郷南洲・勝海舟 会見の図」という壁画があります。
大勢の人が通る場所にあるのに気づく人があまりいない、ちょっとさびしい壁画です。
田町駅のどこにあるのか、行く機会があったらぜひ探してみてください。
西郷と勝の会見に先立って、勝海舟の命を受けた山岡鉄舟が東海道府中宿(現在の静岡市中心部)で西郷隆盛に会っているのですが、その場所にも碑が立っています。
これについてはまた機会をあらためて記事にしましょう。
(歩き旅応援舎代表 岡本永義)
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