東海道には箱根を挟んで同じ名前の橋があります。
三枚橋です。
それぞれ「川の中に2つの中洲があり、3枚の橋で渡っていた」「3枚の石で橋ができていた」などというのが橋の名前の由来とされています。
ところで、ちょっと気になるところがあります。
古い言葉で「サンマイ」とは埋葬場のことなのです。
「サンマイ」は漢字で書くと「三昧」です。
もともとは仏教用語で、雑念をはらって一事に集中することをいいます。
ところが仏教・お寺にはお墓がつきものだからと思われますが、いつのころからか「サンマイ」とか「三昧場」というと埋葬場を指すようになってしまいました。
箱根湯本と沼津の間には箱根山があります。
箱根は死んだ人の霊が集まるとかつては信じられていた霊山で、江戸時代までは地蔵信仰が盛んなところでした。
芦ノ湖のほとりにある賽の河原は、古びた石仏や石塔が集められている場所ですが、もともとはたくさんの寺院が並んでいて、地蔵の大仏を含めた今の数倍の数の石仏と石塔があった場所です。
残念ながら明治初めの廃仏毀釈により、当時の情景は今の芦ノ湖畔にはありません。
この浮世絵のまん中に描かれている地蔵の大仏も、現在は小田原宿に移されています。
さて、このような地蔵信仰の聖地で、死者の霊が集まると信じられていた箱根。
その両側に埋葬場を意味する「サンマイ」という名が付く橋がある。
これって偶然でしょうか?
今回の記事の内容については私の感想に近いもので、本当のことなのかどうか全くわかりません。
だから鵜呑みにしてはいけないのはもちろんのことです。
でも、この記事を読んだみなさま、どう思われますか?
(歩き旅応援舎代表 岡本永義)
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