2024.8.4
日本橋から歩き始めると、東海道の最初の宿場は品川宿です。
明治初期に鉄道ができたこともあり、品川宿の入口はずいぶんと変わりました。
浮世絵に描かれた品川宿の入口を見比べてみるだけでも、その違いはわかります。
高輪から品川宿までの線路を敷くために海を埋めて築堤を造るための用土として、品川宿の入口にあった八ツ山と御殿山は大きく削られました。
特に八ツ山付近は大規模に切り通され、現在も見られるようにJRの線路が橋の下を通るように地形が大きく変わりました。
現在、第一京浜(国道15号)から品川宿に入るには、八ツ山橋の交差点で横断歩道を渡り、八ツ山橋の右側の歩道を通らなくてはなりません。
かつては橋の左側には海が見えたそうですが、今は埋め立てによって海はかなり遠方に遠ざかり、海を見ることはできません。
そして八ツ山橋を渡ると見えてくる、前方のビルとビルとの隙間が品川宿の入口です。
もともとは八ツ山橋からこの品川宿の入口まで、まっすぐに道が伸びていたのです。
品川宿の入口では、昭和7年(1932)には開通した京急線が通っています。
そのため品川宿の入口には踏切ができました。
この踏切を渡ると品川宿です。
上の浮世絵と同じように、宿場の入口にあたる踏切の脇には傍示杭が立てられています。
東海道400年を記念して平成13年(2001年)に設置されたものです。
歌川広重は幕末ころの東海道品川宿を描きました。場所はちょうど宿場の入口付近です。
かつては東海道の左側にならぶ店のすぐ裏は海でした。
その品川宿の景色も、今は大きく変わっています。
(歩き旅応援舎代表 岡本永義)
【画像出典】
「末広五十三次 品川」月岡芳年
「写真名所一覧品川蒸気車鉄道之図」4代歌川国政
「東海道名所風景 品川」3代歌川豊国
「東海道五拾三次之内 品川日之出」歌川広重
いずれも国立国会図書館デジタルコレクションより
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